東京大仏は
乗蓮寺の境内にあります。
乗蓮寺は板橋区の中でもかなり大きなお寺だと思います。子供の頃から文京区によく行っていたのでお寺がたくさんあるところも知っているのですが、板橋区ってそんなにお寺とか神社って多く無い気がします。まあ文京区、特に子供の頃によく行った本駒込が多すぎるんですけどね(笑)あの辺は江戸時代の大火の際に移転してきたから多い、と聞いた気がします。結構お寺って移転してるんですよね。お墓だったりがあるとどうしても土地が広くないといけないですもんね。板橋区内のお寺でも移転してきたケースもあり、今回の乗蓮寺も元々は仲宿にあったとの事です。
徳川吉宗公が鷹狩りの帰りに雨宿りしたのが縁みたいですけど、結構板橋なんかは江戸時代だとそんな所だったんですよ。今は家ばっかりですけどその頃は鷹狩り出来るぐらい自然があったんでしょうね。大体高島平だって田んぼだったと聞きます。ですので2、300年前はこの辺も人何かそんなに住んでないところだったんじゃないかと思います。東京だって江戸時代になってから今みたいになったわけですもんね。つい最近といえばそうなるんですかね・・・。
大仏に目が行きますが、それ以外にも乗蓮寺には見どころがたくさんあります。元々旧藤堂家に飾ってあった石像がここに移設されているとの事です。藤堂家のお屋敷は巣鴨にあったみたいですね。それこそ巣鴨ぐらいが昔の郊外だったと聞いています。江戸時代の駒込はナスが有名だったぐらいですから。本郷もかねやすまでは江戸のうちっていったぐらいですので板橋めちゃくちゃ田舎だったんですよ(笑)
そこに11体の古石造があって、そのうち8個がここに持ってこられたみたいですね。
前に来た時も変わった石像があるなぁ、とは思っていたのですが今回はガッツリ見学する事にしました、まずは三途の川の奪衣婆との事です。亡くなった方が三途の川を渡る時に着ていた服をとって、枝にかけて曲がり具合で罪を軽減してくれる、みたいな人との事です。変な話、初めて知りました(笑)
こちらは役の小角、とかいてあります。行者の元祖、とも書いてありますがそういう伝説の方みたいです。一応ウィキペディアで調べたのですがなかなか理解出来ないです(笑)手に持っているのは父が亡くなった時にお棺に入れたものと同じですね。
今度は何でも耐えるがまんの鬼、と書いてあります。やはり人は我慢する事も必要ですからね。こういう石造を見て自制する事を覚えるのでしょう(笑)でもかなり細かい彫刻が施されていますね。
こちらは文殊菩薩ですね。知恵や学問の神様なので受験生などはお参りするといいですね。狛犬みたいなのに乗ってますけどなんかコロッとして可愛いですね。
石造は出来てからかなり年月が経っていると思いますが、味があっていいですね。ほかにも大きな布袋様もいましてなかなか賑やかな感じがしています。
こういうの、調べないと元々ここにあったのかと思ってしまいますが、色々紆余曲折あってここに来たと思うと感慨深いです。
とりあえず喪中なのでお参りというか見学させていただきました(笑)