カメラ屋元公式中の人 アオキのブログ

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ニッカウヰスキー 宮城峡蒸溜所を見学、その3。

やっぱりお酒を造る場所っていうのは
規模がデッカイですね。

ニッカ宮城峡蒸溜所ですが、工場の施設も大きいですが所内には池があったり森があったりと風景に溶け込むようなつくりになっています。この辺、スコットランドの蒸溜所がこういう感じだったからなんでしょうね。もちろんお酒なので良い水が無いとダメなんですけど、ここは新川と広瀬川が合流する場所で、創業者の竹鶴さんもここの水で水割りを作って蒸溜所を作る事を決めたそうです。歴史では余市の蒸溜所が先なんですが、いくつかの蒸溜所を持っていないとウイスキーの幅が出ないですからね。市販で売っているウイスキーの多くはブレンデッドウイスキーでいくつかの原酒を混ぜて作られています。その辺で味に深みが出るんですよね。今なんかは逆に海外から原酒を購入してきて作っている種類もありますが、日本で2つあれば個性の違う原酒を作れますもんね。しかし工場にしてはオシャレ過ぎる風景ですね♪

元々この辺に来ると冬も雪が多かったりするそうですが、そういう寒暖差だったり空気の良さみたいなものも結構お酒には重要なんでしょうね。他に見学している人はそんなに気にしていなかったですが、公園のようなスペースも物凄くキレイにしてありました。こんな言い方はアレですが、いいちこのCMで見そうな景色です(笑)

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ここに蒸溜所を作るにあたり、変に木を切ったりしちゃダメよ、と竹鶴さんは言っていたそうです。あと電線は地下にしてレンガ造りの建物にしなさいと言っていたそうです。こういうの、雰囲気大事ですからね。

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少し歩くとオシャレな建物が見えてきます。ここはキルン塔というそうです。

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大麦を乾燥させるために使われていたそうです。泥炭という独特の香りがする燃料を使っていたそうで、その辺がウイスキーっぽさになるんですよね。ウイスキーってスモーキーな感じが好きな人も多いですが、泥炭を使うと結構そのキャラクターが強くなる、と本に書いてありました(笑)泥炭がとれる場所だったり作る側の好みもあるので絶対、ではないのですがスコッチの方がスモーキーなものが多いですね。逆に普段飲んでいるジェムソンにはスモーキー感はほぼ無いです。それもウイスキーなんですよね♪

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今は使っていないそうですけど、こんな建物があってこの景色ですからここはスコットランドですよ(笑)

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異国感が凄く出ていていいんですけど、看板に書いてある日本語を見ると急に現実に戻ります(笑)

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今度は蒸溜棟に移動しました。この前に仕込みの場所もあったのですがそこは撮影禁止でした。今はコンピューターで管理しているそうですが凄い施設でしたね。で、ここはポットスチルが置いてある場所になります。

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しめ縄が巻いてあるのは竹鶴さんの実家が造り酒屋だったのでその名残との事です。余市にあるボットスチルとは少し形が違うそうですよ。

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これでウイスキー作ってるんだなぁ、と思うと不思議な感覚です。

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これが何個もあります。こんなサイズで作っても幻で売っていないっていうのはどれだけ売れてるのか分からないですね(笑)

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蒸溜したお酒の香りを嗅ぐことも出来ます。まあ、お酒ですね(笑)

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基本的にお姉さんが説明してくれていますが、今までにないぐらい真面目に聞いてました。こういう気分で聞く説明っていうのは見になりますね(笑)