そう、ここが釣天井で有名な
宇都宮城の跡地です。
釣天井・・・ロメロスペシャルじゃないですよ(苦笑)
普通は何の事か分からないと思いますので少しずつ説明を入れながらご紹介させていただきます♪
こちらの城址公園ですが天守閣はありませんが櫓や土塁、堀などが整備された公園になっています。建物があったところは広場になっている公園です。
元々ここは宇都宮氏の館があったところで地名の由来にもなっていますね。その後は譜代大名が治めていまして戊辰戦争の際に消失しています。
太平洋戦争の際に爆撃を受けてこのあたりも焼け野原になってしまったそうですね。軍の工場がこのあたりは多かったので被害が出てしまったそうで、宇都宮城の跡地も公園になっていたそうですが市街地として生まれ変わり、平成19年に復元されたとの事です。結構最近なんですね、この状態になったのは。
今は敵も襲ってこないので浅めに作ってありますが、実際の堀は20メートル以上もあるような堀があったそうです。関東も結構北条や上杉など戦国時代には色々な武将が戦をしていましたからこのあたりも騒がしかったでしょうね。豊臣秀吉による天下統一の時まで宇都宮氏がこの地を治めていましたがその後譜代大名がここを治めていたそうです。
釣天井のお話ですが、本多正純が城主だった際に徳川秀忠を暗殺しようとした事件がありまして・・・いや、暗殺しようとしてたんじゃないか?と変な因縁をつけられた事件、とでもいいますか(苦笑)その際に『お前、釣天井使って暗殺しようとしただろ!』と『ファッ??』と言い返してしまいそうな謎の因縁のせいで秋田に異動させられてしまいます。
ここで言っておきたいのですが『釣天井なんか無い』という点です。そんな派手な暗殺方法、使わないでしょ?(笑)毒盛るか針で刺すかした方が早いですよ(苦笑)二代将軍秀忠公を釣天井を使って圧死させる・・・いやいやいや、そんな大仕掛け意味無いですって(苦笑)この件ですがその前に色々あって正純を陥れる事になるんですけど、かなり無念だったと思うんですよね。普通こういうのがあったら切腹だと思いますが、お父さんが本多正信(真田丸だと近藤正臣さんが演じてました)なので家康公との仲を考えるとさすがにそこまではされなかったようですね。もちろんですが今も釣天井は無いです(笑)
ちょうど行った時には河津桜が満開になっておりましてお花見に来ている人も多かったですね。広い公園なので子供さんを連れて遊びに来ている人も多かったです♪
この土塁は階段があって上る事が出来ます。エレベーターもあるので脚力に自信が無い方でも安心ですよ♪
せっかく櫓が再建されていますので足腰に自信は無いですが上っていきましょう♪
こちらは清明台という櫓です。元々宇都宮城には天守閣みたいな建物は無かったみたいですのでここがその役割を果たしていたようですね。各地のお城も大阪城とか名古屋城みたいな5階建てみたいな建物は無い、というお城も多いですよね。日本のお城は外側の土塁や堀、櫓まで含めて城、という感じです。本丸は平屋っていうのもありますのでそうなるとお城のイメージってちょっと変わりますよね。
手すりとかついていますが立派な櫓ですね。こういう感じの建物が無いと遠くから見た時にお城っぽく感じないですもんね(苦笑)
今回はミラーレス一眼とTHETA Sも持ってきていますので色々撮影出来てよかったです。もう少し土塁の上で撮影してみましょう♪