基本的には江戸時代を感じますが
たまに現代に引き戻される時があります(笑)
家老屋敷は大きな建物なのはよく分かりますが、やっぱり江戸時代の建築物なので2階建てとかではないんですよね。平屋で広いというつくりになっています。細かい事は分からないですが中の廊下と外にも廊下があるわけで、涼しい時期なら蚊取り線香を焚いて昼寝がしたいぐらいいい雰囲気です。家老って忙しかったと思いますのでヒマを持て余して昼寝するなんて事は無いんでしょうが、悪ガキの3男とかなら気付かれないところで昼寝しそうですね(笑)
屋根も大きいので雨の日もそんなに吹き込まなそうですね。こういうところに座って雨が降っているのを眺めているだけでも心が落ち着きますね。部屋もそうですが、こういう部分が広いっていうのは贅沢な空間ですよね。そんなに大勢住んでいたわけでは無いので基本掃除ばかり大変になったとは思いますけどね(笑)
進んでいきますと部屋の中にまた誰かいますね。
こちらの方がこのお屋敷の主であります西郷頼母さんですね。家老ですと会社なら重役って感じですよね。お殿様がいて細かい事は家老が決めて、実際やるのは下の人という感じだと思いますが国の政を取りまとめるのに重要なポジションだったと思います。
ここは偉い人が来た時用の部屋で、よく見ると畳が1段高くなっています。こんなところにお茶持って届けに行ったら必ず躓きそうな感じですが人を敬うっていうのはこういうところにも気をつかうものなんですよね。
こちらに座っているのが会津藩主の松平容保公ですね。基本的にお城に呼ぶ事が多かったんだと思いますが、たまには外出たかったんでしょうね。(笑)手前に小姓はいますがこんな感じでフラッと出れたんですかね?お城の偉い人ってホイホイ外に出れないだろう、とは思いますが鷹狩りに行くとかよく聞きますもんね。そのあたりの自由度と警備体制はどんなだったのかも知りたいところです。あんみつ姫みたいな事はないでしょうけどね(笑)
そういえばこういう古い建物の軒下に吊るしてあるものが気になりました。前からアレはなんだろうな?と思っていましたが、こういう外廊下があるような大きな建物だとつるしてありますよね。
実際に使っていたかは分からないですが、吊り灯籠っていうみたいですね。ここにろうそくとか明かりを入れておけば外も暗くないからなんでしょうね。今なら照明器具を付ければOKですがこの時代だとそうはいかないですもんね。
先に進んでいきますと建物の下に扉が付いている謎の部屋がありました。
これ、トイレなんですね。下の部分にある車に用を足したものが入って、多分係の人が掃除するっていうつくりなんでしょうね。
非常に衛生的だと思いますが、今は普通に水洗トイレがどこにでもあるっていう時代から見れば『うわぁ』と感じますね(笑)ただその頃では最先端というか憧れの暮らしですよね。普段江戸時代のトイレって考えた事無いので勉強になりました。