平家の落人伝説は結構広範囲で聞きますよね。
壇ノ浦の戦いで破れた平家の人たちは全国に散らばって逃げ延びます。どこに行けば大丈夫、という事も分からなかったでしょうが『あ、もうダメだ』となった時点で山深いところや行きにくいようなところに落ち延びたわけです。
それにしても鎌倉幕府のある鎌倉にもそんなに遠くない静岡県の富士宮にも落人伝説があるみたいですね。遠いから安心って事もないですからね、まさかここにっていう所が良かったのかもしれません。この栃木県周辺にも日光市の川俣、湯西川、那須塩原、群馬県の片品にも落人伝説があります。日光東照宮の近くも源氏の勢力地でしたから危ないでしょうが、今でも山深いところなので逃げ延びれたのかもしれません。あと温泉がありますから養生も出来たでしょうね(苦笑)
地図を見ますと東京・神奈川・埼玉・山梨には落人伝説があるところは無いんですね。京都周辺も少ないのは見つかりやすかったからかあまりありません。見つからないかスルーしてもらわないと伝説は残らないですからね。平地には隠れ里っていうイメージないですもんね。そうなるとシレッと紛れ込んで生活したって感じなんですかね?
そういえば秩父には落人伝説が無いな、と思いましたがあの辺りの武将は平家の血筋なのですが源頼朝が挙兵した際に頼朝側につきます。そのためマークがきつかったので山があっても逃げようとしなかったのかもしれないですね。
このパネルがあるところは少し大きめな建物で畳がひいてありました。
ちょっと舞台のようになっていましたからここでイベントなども行えるスペースなのかもしれないですね。
こういう大きな建物ですが風が通り抜けて涼しいんですよね。もし許可が出たら畳の上で昼寝をしたいと思うような快適さです♪
一番奥のところに神社があります。赤間神宮と書いてありますね。こちらは山口県下関にある神社の分社で壇ノ浦で無くなった安徳天皇を祀ってあります。赤間神宮は元々お寺だったのですが明治時代の神仏分離令によって神社になります。湯西川の赤間神宮は小さいですが雰囲気のある神社です。
境内に手水舎、と書いてある場所がありました。
このぐらいダイレクトに勢いのある水で清める手水舎は初めてかもしれないです(笑)暑かったので水が冷たくて気持よかったですね♪
この水は園内を流れる小川に流れていきます。よく手入れがされていてとてもキレイです。
旅行の無事をお祈りさせていただきましたが、蝉の声も聞こえてとてもいい雰囲気の神社でした。