磯部から再度信越本線に乗りまして
終点の横川を目指します。
磯部からは3駅で終点です。ここから乗る人はかなり少ないですしここまで乗って来た人も少ないです。あとで分かりますが 通学での利用者が多いので途中の駅で突然大勢の学生さんが乗ってきたりしますが横川駅周辺には学校は無いみたいですね。
時間も中途半端でしたのでホントに乗った車両に誰もいませんでした。このぐらいの利用率ならバンドのPVとか撮れそうですよね(笑)もしかしたら実際使われているかと思いますが、アイドルの写真集などで通学風景っぽい写真も撮れそうです(笑)
でも、窓に流れる緑を見ているだけでも『来てよかったなぁ』と思いますね。通常、電車っていうと座れないですし混んでますし押されるし『降りまーす』って言わないと降りられないぐらいなのですが(苦笑)無駄に歩き回っても車掌さんに変な目で見られるぐらいで自由にに出来るのも幸せな事です♪
窓から変わった形の山が見えます。こちらは妙義山ですね。以前宿泊した妙義グリーンホテルからよく見えましたが、普通の山と違ってゴツゴツしていますよね?あの形でドーンと出てきた、というより地表にあった溶岩が周りが削れて出てきた、というイメージみたいですね。
横川の近くですと妙義山もすぐそばです。妙義グリーンホテルは景色も良かったですしお風呂も良かったのでまた行きたいと思っております♪
そんな感じでボケっとしていると横川に電車は到着します。車窓から以前お邪魔しました峠の釜めしで有名なおぎのやさんが見えますね。
もうお昼は食べてしまいましたので無理ですが、以前にも電車で峠の釜めしを食べに行く事を考えた事があります。東京からなら全然いけますが交通費が釜めしの6倍ぐらいかかるので完全な道楽だな、と思い行っていませんでした。今、思いっきり来ちゃってますね(笑)
横川駅に到着しました。ボタンを押して外に出ます(笑)
電車ではここが終点ですのでこの先の駅が書いてありません。本来はここから険しい山を登って軽井沢へ向かうルートがありますが、現在は廃線となっております。
しかし電車で横川に来る事があるとは思いませんでしたね。しかも意外とスムーズなので釜めし目当てでも余裕ですね(笑)
駅には以前使用していたレールなどが展示してあります。横川駅の開業は1885年(明治18年)と物凄く歴史のある駅になっています。そこで使用されていた貴重な輸入レールが展示してあります。
昔もレールが古くなったら捨てる、のではなくて駅舎の補強材としてつかっていたんですね。確かに長さもあって鉄製の丈夫な棒状のものですから有効利用したいところですね。そのため貴重な資料として残っていたわけです。
どちらのレールも100年以上前のものですが、鉄って強いですね♪
こちらには碓氷峠を越えるために利用していたアプト式の模型とレールが展示してあります。とにかく急こう配で登るのは大変だったようですね。
新幹線が開通する前の軽井沢に行く時にはまず横川駅でアプト式のレールに対応した列車に変更する必要があったそうです。この真ん中のギザギザしたレールを使う事で急勾配をのぼる事が出来るのですが、動かす事が出来る電車が限られていたので前に1台補機を追加する必要があったそうです。その作業のため、ある程度の時間横川駅に停車するのですがその待ち時間で『釜めし食べよう』となったようなんですよね。無駄な時間なんて無いんですよ、ホントに♪
アプト式の区間でシェルパとして走っていたEF63-3号の動輪が駅前に展示してあります。かなりゴツイ動輪ですね。
こういうのを見ると、便利になる事はいい事ですがその中にある無駄、というか、省略可能な時間だったり物だったりが意外と楽しかったりするものですよね。金沢だって新幹線が出来て便利になりましたが、そのせいで石川への出張が日帰りになってしまう、と嘆くサラリーマンもいるそうですからね(苦笑)
軽井沢までつながっていた時は、もっとこの駅も混雑していたんでしょうね。それなりに山深い場所ではありますので周囲にも緑が見えますが立派な駅です。
それではせっかくですから駅周辺を散策してみましょう♪