カメラ屋元公式中の人 アオキのブログ

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吉祥寺は駒込にあります。

 せっかく駒込に行きましたので
もう一つ立ち寄りたい場所があります。

吉祥寺は駒込にあります。・・・ってどういう事か、といいますと地名の吉祥寺はこの諏訪山吉祥寺が以前水道橋にあって、明暦の大火で門前町が消失した際にその付近に住んでいた人たちが今の吉祥寺に移転したので地名になっています。

お寺の吉祥寺は元々江戸城内にあったのですが徳川家康が江戸に入った際に水道橋に移転して火事の後に現在の駒込に移転したそうです。

ですので駒込付近で幼少期を過ごしていた人間としては『なんであんな遠い所に吉祥寺って名前が付いているんだろう?』と不思議に思ったのですが今はインターネットで何でも調べられますから由来を知ったわけです。ちなみに地名の吉祥寺より先にお寺の吉祥寺を知っている人の方が少ないとは思いますがここには若者受けする要素は全く無いですのでお間違えなく(笑) 

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山門に旃檀林、と書いてありますが、これは後の駒澤大学になる学寮がここにあった事を示しています。確かに文京区にあるお寺としてはかなり大きいお寺ですからね。

ここからはあくまで個人的な印象ですが、文京区を一言で言うと『お寺と学校』です。多分24区内でもお寺と学校の数は物凄いことになっていると思います。吉祥寺の前を通る本郷通りですが、左右にお寺、ないし学校がたくさんあります。江戸時代では駒込の名産はナス、と言われていたぐらいの比較的田舎だった場所ですので江戸で大火が発生するとこの辺りに移転してきたからじゃないか、と思っています。そのあたりはまたゆっくり調べてみたいと思います♪
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しかしかなり広いお寺ですね。久々に来ましたが子供の頃も広いと思っていましたが大人になっても広さを感じるので相当なサイズです。Googleマップで見たら通っていた中学校より全然広いですね。
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山門をくぐって歩いていますと大仏がありました。多分子供の頃からあったんだと思いますが気付きませんでしたね。あらためてゆっくり見る事で発見出来る事ってたくさんありますね♪
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これも気に指定なかったのですがお七と吉三郎、と書いてある石碑は『八百屋お七』のお話から建てられたもののようです。八百屋お七は歌舞伎などにもなったお話で『火事で知り合った男性にもう一度会いたいので放火をする』という、確かに聞いたことがあるようなお話です。なかなかリアルだとしたら悲しいお話なのですが、駒込で起きた事件としましてここに石碑があるんだと思います。
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境内が広いので石碑などを見ていると結構時間がかかりますね。本堂の前に出ますと東京とは思えない空の広さでスカッとしますね♪f:id:naoyafs1:20190123161112j:image

ここの思い出としましては、小学生の頃にここで節分の豆まきが行われている事を知りまして友人と何人かで集まってきたものです。

節分の豆まきですが、年男の人が裃を着けて豆やお菓子などを配る行事ですがこの辺りでもいくつかのお寺や神社で行われていました。で、一部情報を確認したところ『吉祥寺ではそれほど人も多くなくお金も撒くらしい』と聞きまして遊びに来たわけです。

今はやっていないかもしれませんが、小学生の頃としては大変ありがたかったですね。数人で場所を分けてスタンバイし、最終的にすべてもらったものを全員で分けるというかなり文化的な行動をしていました(笑)お金も投げてもらえたので終了後全員で駄菓子屋に行ったものです(笑)その際に各自にポケットの多いジャンパーとビニール袋を持参させ『みかんはもらうな、邪魔になる』と作戦まで決めていたものです(笑)

その際に豆まきが終了したらもらったものを持って鐘つき堂に集まって山分けしたわけです。
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文京区は比較的裕福な家庭の子が多かったですが、そうでもない人ももちろんいましてそういった子達と一緒に2月の一大イベントとして参加したものです。バレンタインはもらえなくても節分はもらえますから(笑)
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もう30年以上経っていますのでその頃の友人とは連絡を取っていませんが、みんな元気にしているんですかね?もしアオキの同級生だ、という人がいたら連絡くださいませ。ちょっと太りすぎて誰だか分からないかもしれませんが(苦笑)
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久々に吉祥寺に来ましたが
懐かしい思い出が蘇りますね。