湯西川温泉って秘境の温泉ってイメージありますよね。
今回南会津からの帰りに湯西川温泉へ立ち寄る事にしました。いつもは会津西街道から曲がってすぐのところにある道の駅湯西川へ行くのですがもっと先に行ってみよう、という事になりました。
道の駅湯西川は五十里湖のそばにあり野岩鉄道の湯西川温泉駅が併設されていますがここはまだ湯西川温泉じゃなかったですね。湯西川温泉入口、が正しいかもしれません。そのぐらい落人伝説があるところは山深いわけですね。
道の駅があるところの先はトンネルになっていますが今までは行った事がなかったので初めて湯西川温泉方面に進んでみましたところ9個のトンネルを通過しました。そのうちいくつかは結構長いトンネルで出る度に山の中から出て来てまた山に(トンネル)入る、という感じで進んで行きます。
平家の落人伝説がある、という事はなかなか人が立ち入れる状況でなかった事を意味していますね。トンネルを抜けるたびに『あー、ここは徒歩では無理だ』と思うような景色です。道に迷っても湯西川にはなかなかたどり着けなかったと思いますよ(苦笑)
今は車がありますのでスイスイ進んで行きます。15分ぐらい進むと湯西川温泉水の郷がございます。
こちらは観光センターですがお土産を買ったり食事をしたり、日帰り温泉に入る事も出来る施設です。
平日のお昼過ぎでしたのでかなり空いていました。もうちょっと早いか遅いかだったら観光バスが休憩に使うかもしれませんが平日でここまで来る人はあまりいないのかもしれないですね。
誰もいない足湯という結構レアなものがありました。
道の駅湯西川にも足湯があるのですが結構混雑しています。もしこの辺りに行く事があるようでしたらぜひ水の郷湯西川まで15分ぐらいですのでノンビリ足湯につかれますよ♪結構お湯もキレイでいい足湯だと思いますが、このあと温泉に入るので足湯は割愛しました(笑)
ここは水の郷、というだけあって大きな水車が展示してあったり、渡りませんでしたが川に吊り橋がかけてあったりと無料ですが見ごたえがある施設ですね。
湯西川くらし館では蝶の美術館として標本が飾ってあるようです。今回は行きませんでしたがなかなか面白そうですね。
今回ここに来た目的は温泉に入る事です。かなりキレイで広い温泉で一人500円とかなりお安かったですね。お客さんもタイミングによってだと思いますがお二人しかいなかったです。ここは内湯と露天風呂があり結構広いので良いところでした。お湯もヌルっとした感じのお湯で気に入りましたね♪
お風呂上りに休憩が出来る和室もありました。ちょっとゴロッとしたいですが確実に寝てしまい帰りの時間を考えると厳しい事になるので止めておきました(笑)
風呂上りに外に出たらネコさんがいました。こういうところなのでエサをもらえたりするんですかね?声をかけると『にゃーん』と返事してくれました♪
エサを持っていない事に気付いたのか、しばらくするとプイっと離れていってしまいました。まあ仕方ないですよね(笑)
今でこそこんなキレイな建物でネコもいて穏やかな空気が流れていますが、それこそ鎌倉時代には落ち延びた平家の人たちが移り住んだんでしょうね。今ならヘリコプターや衛星写真ですぐバレてしまいますがその頃には『この先、住んでる人なんかいないでしょ?』と言ってたでしょうね。車で15分ですが山道を進んだら1日では到着出来なかったと思います。
このあたりの平家の落人伝説は平清盛の孫が落ち延びた、という伝説のようですね。実際ホントに平家の人や平家方の人が落ち延びたのかは不明な点は多いですが、桧枝岐のように『あそこはガチっぽい』というところもあります。
個人的には多少の創作があったとしても平安時代末期の事を思い出す機会になるのは何となく嬉しいですね♪ちなみに桧枝岐の人たちってかなり山の中に住んでますが方言がほとんど無いキレイな標準語を話します。何ででしょうね・・・。