カメラ屋元公式中の人 アオキのブログ

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フライフィッシングを始める時に必要な物をまとめました。

趣味っていうのは色々と道具が必要なものですね。

最近はあまり行きませんがちょうど7年前ですか、毎週のように釣りをしていた時期がありました。 海にも行きましたが手軽に行ける管理釣り場での釣りをメインにやっていて、最初はルアーで釣っていたのですがなかなか釣れません。で、横を見ると不思議な釣り方でガンガン釣っている人を見まして『あれをやってみたい』と思いフライフィッシングを始めたんですよ。

リバーランズスルーイットのアレ、というと分かる人もいると思いますが普通の釣りとは何か違う独特の投げ方をする釣りがフライフィッシングです。でも、始めるにあたり身近で誰か経験者がいれば色々相談出来るのですが全くいなかったので本やYoutubeなどを見て独学で勉強しました♪
そんなにいないと思いますが『ド素人だけどフライフィッシングをしたい』という方に向けて必要なものなどをまとめておきたいと思います。独学で身につけた知識なので間違いがあるかもしれません。ただ、出来れば大体の管理釣り場で釣れますので『ニジマスをバカみたいに釣りたい』という方がいたら参考にしてみてください。

では必要な道具をまとめておきますと
・ロッド(竿)
・リール
・フライライン(太い糸)
・リーダー(細い糸)
・ティペット(さらに細い糸)
・フライ(毛ばり)
これだけあれば釣りは出来ます。

さらに管理釣り場で必要なものは
・ランディングネット(網)
・フォーセップ(針はずし)
これらがあればとりあえず大丈夫です。
 

ではいくつかお安いものを探しましたのでご紹介いたしましょう。

まずはリールですが、実はフライフィッシングにおいてはリールはただの糸巻きでも問題ありません。『え、魚が釣れたらどうやって引くのか?』というと糸を引っ張ってきます。ですので魚を取り込むのにリールは使わないので糸(フライライン)を巻いておくために使うだけですのでデザインでカッコいいのを選びましょう♪ 

 
キャップス(Caps) フライリール Basis 2 グラファイトリール  #5/6

キャップス(Caps) フライリール Basis 2 グラファイトリール #5/6

 

リールの次は竿です。
実は竿は何を買っていいか分からないと思います。長さと番号が付いているのですがどこで釣るかでここが重要になってきます。小さい川や管理釣り場でしたら#0~#6までの竿を買えば大丈夫です。ちなみに#0が細くて#10が太い竿です。これはフライラインによって変わるので必ずラインと竿の番手を合わせるようにしましょう。
#0とか#1の竿は細くて軽いのですが大きい魚には向いていません。川の上流で釣りをする人は細くて軽く短い竿を使います。デカイのは邪魔になりますからね。
管理釣り場で使うなら#3~#6が良いと思います。細かいコントロールは出来ないですがある程度遠くに投げる事が出来ますし、取扱いもしやすいと思いますよ。 

4ピースは4本をつないで使う竿です。普通は4ピースか2ピースですがトラベル用で8ピースのものありますね。最初に買ったのは8ピースでしたがたまに糸がひっかかって抜ける事があり(まあ、安物だったからもありますが)竿のしなりも投げるのに重要なためあまりオススメしません。
2ピースは2本をつなぐため竿の全長の半分の長さになります。例えば8フィート6インチの竿だと2m59cmですので1m30cmずつになりますから竿ケースは1m50cmぐらいのものが必要になります。タクシーに乗るとナナメに入れないといけないぐらいのサイズになります。釣り場までの移動方法によって4ピースか2ピースを選びましょう。 

そして最重要なアイテム、フライラインを購入します。
フライフィッシングで毛ばりを投げるのにはこのフライラインの重さを使用します。ここからは文章で伝えるのが難しいですが、竿のしなりで糸を伸ばしていく事で遠くに投げる事が出来ます。
ここでキャスト方法でよく使われる比喩は『定規でビョン!と消しゴムを飛ばす』感覚です。要するに竿の先がしなりますから竿を振っていくと糸が慣性の法則で伸びていきます。これで竿の先を直線的に『ドアを空けるように』竿を振っていくとキャストする事が出来ます。映像で見てもらう方が早いですね。


フライフィッシング入門#007フライキャスティングの練習③「フォルスキャスト」/Tiemco Fly Fishing JP/ティムコ フライフィッシング


こんな感じで使用するのですがDTとかWFとか書いてあるのが分からないと思います。ここは苦戦しましたが糸の形状の事でDTはダブルテーパーという細い~太い~細い、という形になっていて一般的です。WTはウエイトフォワードですから先が太めで遠くに投げやすい糸ですが管理釣り場ではDTで問題ありません。
そして竿に書いてある#の数字と合わせたものを購入しましょう。基本的には竿と糸で同じ数字のものを使います。

もう一つ、フローティングとシンキング、と書いてあるのですが最初使うのはフローティングラインを使いましょう。フローティングは『浮く』シンキングは『沈む』です。糸を沈めて引いてくる時にはシンキングラインを使いますが、管理釣り場ならフローティングラインの方が釣りやすいですよ。 

実はリールにフライラインをそのまま巻くのではなくバッキングラインという糸を巻いてからフライラインを巻きます。ですので下地用のバッキングラインも必要になりますので注意してくださいね。 

ティムコ(TIEMCO) ライン SA バッキングライン 100YD 20LB オレンジ

ティムコ(TIEMCO) ライン SA バッキングライン 100YD 20LB オレンジ

 

フライラインは太い糸ですので、この先にリーダーという糸を付けます。リーダーにウキ(インジケーター)やフライ(毛ばり)をつけて使います。リーダーには使いやすいが伸びやすいナイロンのものとやや硬くて慣れが必要ですが伸びないフロロカーボンのものがあります。最初はナイロンでよいと思いますよ。 

モーリス(MORRIS) ライン VARIVAS テーパードリーダー スタンダード 9ft 5X

モーリス(MORRIS) ライン VARIVAS テーパードリーダー スタンダード 9ft 5X

 
モーリス(MORRIS) ライン VARIVAS テーパードリーダー オールパーパス フロロカーボン 9ft 5X
 

 このリーダーですが先の方が細くなっているのですが、フライの付け替えなどで細い部分が短くなってしまいます。そのため細い糸を継ぎ足して使います。この糸がティペットです。ティペットがあればリーダーをそんなに買い換えないで済みますのでこちらも持っていた方がいいですね。  

モーリス(MORRIS) ライン バリバス スーパーティペット マスタースペック ナイロン 6X

モーリス(MORRIS) ライン バリバス スーパーティペット マスタースペック ナイロン 6X

 

リーダーとフライラインは通常結び付けて使うのですが、初心者にはかなりハードルが高いためリーダーコネクターがあるとカンタンに接続が出来ます。 

スミス(SMITH LTD) マリエット リーダーコネクター (M) Fレッド

スミス(SMITH LTD) マリエット リーダーコネクター (M) Fレッド

 

慣れてきたらフライラインの先をループ上にするコネクタを付けて置くと便利です。 

つなげた後はひっかかるといけないので熱で収縮するチューブをつけるといいですね。糸のすべりが悪いとひっかかって上手く投げられなくなります。 

ELPA 収縮チューブ φ3mm ブラック PH-643H(BK)

ELPA 収縮チューブ φ3mm ブラック PH-643H(BK)

 

そしてフライフィッシングではウキも使います。インジケーターと呼ばれていますが魚がフライに反応した事を確認するためにリーダーに取り付けます。フライラインがフローティングの場合には糸が浮いていてその先にインジケーターが付いている状態になります。

スミス(SMITH LTD) インジケーター イージーグロー M 2個 オレンジ/イエロー

スミス(SMITH LTD) インジケーター イージーグロー M 2個 オレンジ/イエロー

 

そして遂にフライ、毛ばりを付けます。よく毛ばりは虫の形をしているものを使いますが、管理釣り場で釣る際にはタコフライと呼ばれるようなボール上のものを使うと大体釣れると思います。針は返しの無いバーブレスフックのものを使用しましょう。返しがあると魚から外す時にも傷が付きますし、万が一刺さった場合には大変な事になりますので注意してくださいね。 あと、フライは水に付けて軽くもむと沈むようになります。これを怠ると浮いている状態になってしまうので釣れない可能性が高いです。必ず水に付けてもむ事を忘れないようにしましょう。

これで釣りが出来る状態になります。釣り場では竿とリーダーまで取り付けたラインが巻いてあるリールを持っていき、竿に通してインジケーターとフライを取り付ければ釣りが可能です。

ここからは釣れた後に使うものがありますのでご紹介いたします。
まず魚の口に針が付いていますので手でも外せますが針を掴んで外すはさみのようなフォーセップがあると便利です。フライを挟んで振れば返しがないのですぐに外れます。またフライを飲み込んでしまった際にもこういったものがあれば外しやすくなりますので持っていて損は無いですね。 

アキスコ(AXISCO) SSツール フォーセップ5.5

アキスコ(AXISCO) SSツール フォーセップ5.5"GO カーブ

 

ニジマスはウロコも薄いので手で持ったり、硬い素材の網ですくうとキズが付いてしまいます。そのためラバーで出来た網があると釣れた時に慌てないですみますね。出来るだけ水からあげないで針を外してあげれば魚も元気に泳いでいきますが、長時間釣るのに時間がかかったり、陸に上げた状態が長いと死んでしまう事もあります。管理釣り場で魚を持ち帰らない場合にはこういったマナーを守りましょう。 

なおランディングネットは大きなものもありますので釣れる魚のサイズが大きい場所で釣る際には注意しましょう。基本的には大きいものを持っていれば小さい網は必要ないはずですよ。 

 道具はこんな感じですが、実際どうやって投げるのかが一番難しいですね。本などで見てもイマイチ伝わらないので教則DVDを購入しました。 

やはり動画で見るとどうなれば正しいのかが分かりますので大変勉強になります。実際人に教えた事もあるのですが、竿先の動かし方が理解出来ない人もいるんですよね。竿先は直線的に動かす必要があり、普通のルアーを投げるように円を描くように動かすと糸が絡んで大変な事になります。里見先生のDVDはホントに参考になりました。多分無かったら今でもキャスト出来てないです(苦笑)

こうやって書きますとかなり手間のかかる趣味に見えますが一度購入すれば追加で買うものはそれほど無いと思います。もちろん欲しくなるものはたくさんありますが(苦笑)このセットでも管理釣り場なら十分釣れますよ♪ 

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結構釣れると引きますのでストレス解消にも持って来いです♪ 

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運が良ければこんな大物が釣れる事もあります。こちらは68センチのニジマスですがこんなビッグサイズを釣る事も可能です♪

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以上、人に勧める時にも説明しやすいのでブログにまとめてみました(笑)